症状の経過と初発年齢

監修:福岡大学医学部 皮膚科学教室 教授 今福 信一 先生

神経線維腫症1型診療ガイドライン改定委員会(編). 日皮会誌 128(1): 17-34, 2018

患者さんによって、症状の種類や程度は大きく異なります。

過去の調査から、何歳頃、患者さんの何%くらいに、どういった症状があらわれやすいかがわかってきました(図を参照)。ただし、症状の種類や程度は患者さんによって大きく異なり、個人差の大きい病気です。

何歳頃にどんな症状があらわれるか、あらかじめ経過を知っておきましょう。

新しい症状に気づくことや、早めに対処することができる可能性があります。医師に相談する際にも役に立ちます。

定期的に受診をしていただきたい病気です。

成長に伴って新たな症状があらわれる可能性があり、まれに腫瘍が悪性化する場合もあります。途中で受診を中止してしまうと、新たな症状や悪性化に気づけず、治療の機会を逃すかもしれません。神経線維腫症1型(またはその可能性あり)と診断された場合は、ぜひ定期的な受診をお願いいたします。

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